院長ブログ

 

運動療法

運動療法の身体効果

運動療法には様々な身体効果が証明されています。主たる効果は運動耐容能の増加であり、労作時呼吸困難や疲労感などの心不全症状や狭心症発作など、日常生活における諸症状を軽減して生活の質(QOL)を改善します。また、高血圧・高脂血症・糖尿病なども是正することが証明されています。

運動耐容能

最高酸素摂取量増加

A(証拠が十分)

嫌気性代謝生き血増加

症状

心筋虚血域値上昇による狭心症発作の軽減

同一労作時の心不全症状の軽減

呼吸

最大下同一負荷強度での換気量減少

心臓

最大下同一負荷強度での心拍数減少

最大下同一負荷強度での心仕事量(二重積)減少

冠動脈

冠狭窄病変の進展抑制、軽度の退縮

B(論文の質は高いが数が不十分)

心筋潅流の改善

冠動脈血管内皮機能の改善

中心循環

最大動静脈酸素格差の増大

末梢循環

安静時、運動時の総末梢血管抵抗減少

末梢動脈血管内皮機能の改善

骨格筋

ミトコンドリアの増加

骨格筋酸化酸素活性の増大

骨格筋毛細管密度の増加

II型からI型への筋線維型の変換

冠危険因子

高血圧、脂質代謝、糖代謝の改善

自律神経

交感神経緊張の低下

圧受容体反射感受性の改善

血液

血小板凝集能低下

血液凝固能低下

予後

冠動脈性事故発生率の減少

心不全増悪による入院の減少

B(冠動脈疾患)

生命予後の改善

B(冠動脈疾患)

2017/02/22